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一般飼育者向け書籍
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コンパニオンバードの病気百科
―飼い鳥の飼育者と鳥の医療に関わる総ての方々に勧める[鳥の医学書]

鳥と小動物の病院 リトル・バード 小嶋 篤史(著)(A5判 単行本 256頁)


鳥の飼い主さんとショップ関係者、そして鳥の医療関係者へおくる、
一般書籍としては本邦初の本格B>「鳥の医学本」です。
難しい内容も含まれますが、何かあったとき、必要な情報がかならず載っているよう配慮しました。
目次・HP用PR文(誠文堂新光社HPより)
 1章・鳥の体、2章・健康管理、3章・感染による病気、4章・寄生虫による病気、5章・繁殖に関わる病気、6章・栄養に関わる病気、7章・中毒による病気、8章・消化器の病気、9章・泌尿器・呼吸器・内分泌の病気、10章・神経・精神の病気、11章・事故とケガ・応急処置。そして、特に人獣共通感染症(ヒトの結核、オウム病、サルモネラ症、カンジダ感染症、アスペルギルス症など)にページを割き、最新の医療情報を盛り込みました。
 一般の飼い鳥飼育者向けの鳥の医学書は現在1冊も発行されていません。そのうえ、鳥を診られる動物病院は東京都で50軒ほど、全国でも200軒余りと少なく、オウム・インコ対象となるとさらに絞られます。本書はインコ・オウムの飼育者、およびブンチョウ、セキセイ、オカメ等の小型鳥の飼育者も含め、獣医学生、動物看護師、看護学校生、鳥診療の経験が浅い開業獣医師、更に動物飼養管理師、全国の動物園等の鳥類飼育担当者、野鳥の救護に関わる方々等に広くお薦めします。

はじめに(本書序文より)
 2008年、先に上梓された『コンパニオンバード百科』(誠文堂新光社刊)における「鳥 の健康百科」が好評で、これをさらに発展させた医学に関する書籍の依頼がありました。  現在のところ、鳥の医学は発展途上にあり、様々な考え方が存在し、何が正解なの かわかっていないことがほとんどです。そのようななか、確実に正しいと言える情報だ けを誠実にお伝えするのは難しく、一度はお断りしようと思いました。
 しかし、本邦における「飼い鳥の医学」を本格的に扱った書籍は一般書籍のみなら ず獣医学書籍にも見当たらず、飼育者も獣医師も混迷し続け、多くの鳥たちが病に苦 しんでいるのが現状です。この現状を打開するためには、不確かな情報であったとして も、誰かが批判は覚悟の上で、記載しなければならないと思い直しました。
 ここで記載するのは、一臨床家に過ぎない筆者が、現時点で学び、経験したことです。 今後、鳥の医学が発展するに従って、多くの間違いが指摘されることになるでしょうし、 異論のある先生方からたくさんの叱責を受けることになると思います。それでも、この 書籍を礎に、多くの議論がなされ、鳥類臨床が発展し、不幸な鳥たちが少しでも減っ てくれれば、勇気を振り絞って執筆した甲斐があったというものです。
 本書は、鳥の医学の知識を広く啓蒙するため、一般飼育者のみならず、動物看護師、 ペットショップ店員、鳥の診療を行う獣医師、すべての飼い鳥を愛する人たちの参考 となるよう専門的な情報が多く含まれています。一般飼育者にはやや難解な記載もあ りますがご容赦ください。
 本書を記載するに当たって、多くの方々の助力をいただきました。この場をお借り して御礼申し上げます。特に、本書を記載する機会をくださった誠文堂新光社様、長 期間にわたる執筆・制作を担当くださった編集の皆様、筆者とともに鳥の病気と闘い 続けてくれたスタッフ、そして飼育者様方に深謝いたします。
 病気に苦しむ鳥たちが少しでも減ってくれることを願い、ここに『コンパニオンバー ドの医学』を上梓します。
2009 年末日 鳥と小動物の病院リトル・バード 小嶋 篤史
コンパニオンバード百科―鳥たちと楽しく快適に暮らすためのガイドブック
コンパニオンバード編集部:編 (A5版ハードカバー書籍)


著者は、以下の章を担当しています。
第6章 健康管理
◆健康状態のチェックポイント
◆看護のポイント
◆日々のケア
◆鳥をお迎えするときの注意点
◆ヒナを育てるときの注意点
第9章 鳥の健康百科
◆感染による病気:オウム類の嘴-羽毛病(PBFD)、セキセイインコの雛病(BFD)、パチェコのウイルス病(PD)、腺胃拡張症(PD)、グラム陰性菌症、ラセン菌、ロックジョウ症候群、猫咬傷による敗血症、グラム陽性菌、芽胞菌症、抗酸菌、マイコプラズマ(MYC)症、鳥のオウム病(CHL)、人のオウム病、カンジダ(CAN)症、マクロラブダス(AGY)症、アスペルギルス(ASP)症
◆寄生虫による病気:ジアルジア症、ハトトリコモナス症、コクシジウム症、文鳥の条虫症、回虫症、トリヒゼンダニ(疥癬)症、ワクモ・トリサシダニ、キノウダニ、ウモウダニ、ハジラミ
◆繁殖に関わる病気:腹部ヘルニア、腹部黄色腫(キサントーマ)、過産卵、卵塞(卵詰まり、卵秘)、産褥麻痺、異形卵、異所性卵材症、総排泄腔(クロアカ)脱・卵管脱、卵管蓄卵材症(卵蓄)、卵管腫瘍、卵管炎、多骨性骨化過剰症、嚢胞性卵巣疾患、精巣腫瘍
◆栄養に関わる病気:チアミン欠乏症(脚気)、ヨード欠乏症(甲状腺腫)、ビタミンD・Ca欠乏症、ビタミンA欠乏症
◆中毒による病気:鉛中毒症、亜鉛中毒症、鉄貯蔵病、テフロン中毒症、アボガド中毒症
◆消化器の病気:肝不全、肝リピドーシス(脂肪肝症候群)、膵外分泌不全、そのう炎、肺炎性後部食道閉塞、胃炎・胃潰瘍、胃癌
◆泌尿器の病気:腎不全、痛風
◆呼吸器の病気:上部気道感染症(URTD)、下部気道感染症(LRTD)、LOVEBIRD EYE DISEASE
◆内分泌の病気:糖尿病、綿羽症
◆神経の病気:てんかん、前庭疾患(上見病)
◆精神の病気・問題行動:オカメパニック、ブンチョウの失神、心因性多飲症、自咬症、羽咬症、毛引き症 ◆事故:骨折、新生羽出血(筆毛出血)、熱傷
一般飼育者向け雑誌
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コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.012)
(Seibundo mook) (大型本)


 ブンチョウ特集
ブンチョウの病気p44-51
鳥の医療先進国である欧米で飼育されておらず、医学情報が不足しているブンチョウさんの病気についてまとめてみました。
ブンチョウファンなら必見です!?
コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.010)
(Seibundo mook) (大型本)


 鳥から飼い主さんへの10のメッセージ
メッセージ5私たちは長生きです 「目指せ!!長寿」p62-71
意外と知られていない鳥の老化と寿命に関して執筆しています。これまた難しいテーマでしたが何とか長寿を目指して欲しいとの思いからがんばって執筆しました。
また、飼い鳥の肥満とダイエット法についても記載しています。

*メッセージ6の真田靖幸先生によるPBFDに関する最新情報の紹介も必見です!!
コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.09)
(Seibundo mook) (大型本)


 特集「小さな宝石 サザナミインコの魅力」
特集3 コンパニオンバードの食餌「なにを食べさせたらいいの?」p56-71
鳥さんの食餌、主に主食に関する考え方を執筆しております。
毎回のことながら、編集部からの依頼原稿は書きづらい物が多く…かなり抵抗したのですが押し切られ(笑)、書くなら徹底的に!との思いで16ページにわたって詳細に書きこみました(それでもページが足りず削除しましたが)。
食餌に関しては様々な意見がありますので、ひとつの考え方としてご利用いただければと思います。

*表1の炭水化物、灰分の一番下の欄が誤植により数字が入っていますが、正しくは"−"です
コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.08)
(Seibundo mook) (大型本)


 特集「ヨウム 自然界からのメッセンジャー」
鳥の獣医さんが考える「愛鳥の飼育環境」
真田直子先生との座談会です。体調不良でぐったりしている筆者を見ることができます(-_-;)

鳥の健康百科「コンパニオンバードの設備環境」
ケージ、水入れ、餌入れ、止まり木、床、遊具、巣、体重計、温度計、湿度計、爪きり、保温器具など鳥さんの環境設備について、筆者の考えを紹介しています。
コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.07)
(Seibundo mook) (大型本)


 特集「バードカタログ・羽の生えた道化師」では、カラフルな南米産中型インコの魅力を紹介。そのほか、「本当はもっと高い?鳥の能力」や「鳥との暮らし・気になる3つのポイント」等も掲載。
様々な寄生虫疾患について詳しく解説しています。
コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.06)
(Seibundo mook) (大型本)


 特集「優雅なコンパニオン オカメインコ」では、美しい姿が妖精と称される各種オカメインコを紹介。そのほか、「集めてみたい! バードクラフト」や「鳥との暮らし気になる5つのポイント」等も掲載。
甲状腺腫について詳しく解説しています。
コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.05)
(Seibundo mook) (大型本)


 特集「神戸花鳥園の鳥たち」では、世界初の駅前バードパークを紹介。そのほか、人を怖がる鳥とのコミュニケーションを考える「荒のヨウちゃんが手乗りになった日」「鳥との暮らし気になる5つのポイント」等も掲載。
精巣腫瘍について詳しく解説しています。
コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.04)
(Seibundo mook) (大型本)


 特集「アニマル・キングダムの鳥たち」ではUSAディズニーリゾートのテーマパークの鳥たちを紹介。そのほか、「ウチの子とっておきショット」「鳥との暮らし気になる5つのポイント」等も掲載。
卵管蓄卵材症について詳しく解説しています。
コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.03)
(Seibundo mook) (大型本)


 特集「森とサバンナの鳥たち」ではオーストラリアでのバードウォッチングを紹介。そのほか、アイリーン・ペッパーバーグ博士来日記念寄稿「ヨウムの知能の謎を解く」「鳥との暮らし気になる5つのポイント」等も掲載。
鉛中毒について詳しく解説しています。
コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.02)
(Seibundo mook) (大型本)


 特集「南の島で鳥と遊ぶ」では沖縄バードパークを訪問。ネオパークオキナワ、東南植物楽園なども紹介。そのほか、人気のラブバード「コザクラインコ」の遺伝子を色で見分ける。「鳥との暮らし気になる5つのポイント」も掲載。
メガバクテリア(AGY,マクロラブダス)症について詳しく解説しています。
コンパニオンバード―鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (No.01)
(Seibundo mook) (大型本)


 オカメインコ・ブンチョウ・セキセイインコ・コザクラインコ…。飼ってみたいコンパニオンバード人気ベスト10、鳥との暮らしで気になる5つのポイントなどを特集。鳥大好き有名人も紹介します。
著者の病院紹介が掲載されています。開業したてで若い院長が見れます(笑)。

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